長期投資か短期投資、どちらのトレード手法が適している?

不労所得

長期投資と短期投資について、それぞれの投資手法の特徴と注意点をふまえ、どのような人が適しているかを記載しております。

投資期間の種類と得られる利益の違いについて

株式投資においては、1日でトレードを完結させるデイトレードや1週間から1ヶ月程度でトレードを行うスイングトレードといった短期トレード、数ヶ月にわたって株を保有しトレードを行う中期トレード、数年にわたって株を保有する長期トレードがあります。

  1. デイトレード、スイングトレードにおいては株価の増減による差額により資産を増やすことがメインとなります。これをキャピタルゲインと呼びます。
  2. 中期投資においては、上記のキャピタルゲインに加え、配当金・株主優待により資産を増やす手法となります。配当金や株主優待による安定的な収入はインカムゲインと呼びます。
  3. 長期投資においては、配当金、株主優待によるインカムゲインをメインに資産を増やしていく手法となります。
期間別投資の種類使用する手法等資金の増減利益の種類
デイトレードテクニカル分析非常に大きいキャピタルゲイン
スイングトレードテクニカル分析
市場トレンド分析
大きいキャピタルゲイン
中期トレード(数ヶ月)ファンダメンタル分析
テクニカル分析
普通キャピタルゲイン
インカムゲイン
長期トレード(数年)ファンダメンタル分析小さいインカムゲイン
一部キャピタルゲイン

自分に適した投資手法とは

デイトレードが向いている人

国内株式でデイトレードを行うためには基本的に市場が開いている間(基本的に平日9:00〜15:00)に時間を取る必要があります。そのため平日会社勤めの方にとってはなかなか取り組むことが難しい手法となります。また、デイトレードでは短期間での売買回数が多くなるため、資金の増減が大きく、心の浮き沈みも大きくなります。

それではデイトレードに向いている人はどのような人でしょうか。
学生、フリーランス、主婦の方など平日の昼間に時間が確保できる方、短期間での資金の増減のリスクがとれるかた、株価の増減に揺さぶられることなく冷静に判断ができる方が挙げられます。
特に短期間のトレードでは、前場では儲かっていても、後場で大きく負けてしまい一日を通してはマイナスとなることも多いです。そういった時に冷静に敗因を分析して、次のトレードに生かすことができる人に向いていると言えます。

デイトレードは資金の増減が激しくなりがちですが、1日で手仕舞いをし日を跨がないことでリスクを回避している手法でもあります。一夜にして市場のムードが激変して株価が急落することは日常茶飯事の為、こういったリスクを回避できる点で優れている手法と言えます。

スイングトレードに向いている人

スイングトレードでは1週間〜1ヶ月程度で一つのトレードを完結させるため、日々株価の変化を追いかける必要があります。しかしデイトレードほど市場に張り付く必要もないため、会社勤めの人でも問題なくできる手法です。
スイングトレードでは、短期のトレンドに上手く乗ることができるかにかかっています。最近の例を挙げればマスク関連銘柄の急騰でしょうか。こうしたトレンド銘柄にタイミング良く乗る、又は次のトレンドを先読みする力をつける必要があります。

それではスイングトレードに向いている人はどのような人でしょうか。
デイトレードを行う時間がある方に加え、株価の変化を日々追いかける時間がある程度取れる会社勤めの人が向いていると考えられます。1日の始まりと終わりの株価を確認して目標の株価になりそうなタイミングで指値注文を出していく、または目標を超える動きが予想されるならば目標値を上げて指値注文を出すなど、平日の夜又は週末に戦略を練って動くことができるため、会社勤めの人でも問題なくできるトレード手法だと言えます。

スイングトレードの場合デイトレードほどではありませんが、取引の回数が多くなるため資金の増減は大きいです。また、デイトレードと違い株を保有したまま週末等を跨ぐことが想定されるため、市場が閉まっている時に急遽発生する市場の激変などのリスクを取らざるを得ない手法と言えます。

中期トレードに向いている人

中期トレードでは数ヶ月〜1年程度を目安に株を保有する手法となります。日々の株価の変化に気を配る時間が困難又はあまり気にしたくない人向けの投資と言えます。
中期トレードは、キャピタルゲインだけでなく配当金や株主優待といったインカムゲインも狙える手法です。
また、数倍〜テンバガーを狙う手法でもあります。

それでは中期トレードに向いている人はどのような人でしょうか。
日々の株価を追いかけている時間がない人、今年の流行を考え関連銘柄に投資をしたいと考えている人、株主優待限定品など非売品をどうしても手に入れたい人などが考えられます。

中期トレードでは市場の変化を日々気にする必要がないため、精神的にも安定できる手法と言えます。また、配当金目当てで買ったが想定以上に株価が値上がりしたので売却する場合など結果的に中期トレードとなるパターンも多いと言えます。
ただし中期間(数ヶ月〜1年程度)保有したが株価がほとんど変化なし、又は大きく下落してしまうことも多いため、この期間、別銘柄であれば得られたであろうチャンスを逃してしまう場合もあります。株価の変動幅も大きく数カ月先の市場を読むことも困難であることからリスク(不確実性)の高い手法と言えます。

長期トレードに向いている人

長期トレードではキャピタルゲインではなく配当金や株主優待といったインカムゲインをメインに狙う手法と言えます。長期投資する対象銘柄は基本的に成熟した安定企業で将来にわたって安定的に配当金を出してくれる企業です。そのため急激な成長による株価の増減などが少なくキャピタルゲインを得ることが難しい他、そもそも売却をするつもりで購入していない場合が多いため結果的にインカムゲインでの資金増加がメインとなります。また、インカムゲインを狙うため、そもそも株価の変動があまりない銘柄が望ましいです。
成長銘柄に長期で投資を行う場合もありますが、この場合は配当金などがない銘柄への投資となることが多いためキャピタルゲイン狙いとなります。銘柄について調べ尽くし自身がある銘柄であれば成長銘柄への長期投資は非常に魅力的です。

それでは長期トレードに向いている人はどのような人でしょうか。
余裕資金を貯金していることがもったいないと感じているが市場への関心があまりなくほったらかしで運用をしたい人、気に入った企業があり生涯に渡って応援したい人などが長期投資は向いていると言えます。
長期投資であればそもそも株価の変化を追いかける必要がないため、決算内容を見て会社に問題がないか確認する程度の時間で済みます。その時に決算の数値が想定から大きく外れている、自分のシナリオとは違う方向に進み始めたと感じれば売買を行うという事になります。

長期投資は余裕資金(数年に渡って使うことがないであろう資金)を使って行う必要があります。結果的に数年経って株価が数分の1になる場合もあるからです。
余裕資金であるため株価が回復するまで待てる(そもそも売却することを前提としていないので損失を確定することがない)というのも正直ありますが、株券は長期間持てば持つほど将来に渡って発生する様々な社会変化の影響を受ける事になるのでリスク(不確実性)が高い投資と言えます。
とは言え優良銘柄を見つけ運用すれば長期にわたり不労所得を得ることができるため非常に魅力的な投資方法と言えます。

まとめ

この記事では長期投資と短期投資の特徴や注意点を踏まえてそれぞれの手法に適している人について記載いたしました。自分が置かれた状態やどういった形で資産を増やしていきたいかによってとるスタンスも変わってくると思います。
株式投資をすることは多かれ少なかれリスクを取る事になるため、どの程度リスクを取れるか、人生のイベントを考慮して柔軟に投資手法を変えていくことが望ましいと考えます。

※株式投資は元本が保証されるわけではありません。自己責任で慎重に行ってください。

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