空飛ぶ車・空飛ぶタクシー銘柄 トヨタも出資しているジョビー・アビエーション(Joby Aviation)について

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かもめ
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はじめまして。

投資歴6年、長期投資をしていますかもめと申します。

この記事では空飛ぶ車・空飛ぶタクシー(eVTOL)銘柄であるジョビー・アビエーション(Joby Aviation)という銘柄について記載しています。

※新しいニュースが出るたびに更新予定です。(2022/6/2追記)

この記事でわかること

・ジョビー・アビエーション(Joby Aviation)について
・ジョビー・アビエーションの関連ニュース
・ジョビー・アビエーションのプレスリリース(随時更新)
・eVTOL銘柄について
・ジョビー・アビエーションを扱う証券会社

ジョビー・アビエーション(Joby Aviation)について

会社概要

会社名:ジョビー・アビエーション

ティッカーシンボル:JOBY

本社:カリフォルニア

事業内容:eVTOL(electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)の開発・製造

上場市場:ニューヨーク証券取引所(NYSE)

上場日:2021/8/11

発行株式数:603.888百万

従業員:800人を超えるエンジニアと専門家のチーム

HP: https://www.jobyaviation.com

Joby Aviationについて、会社のホームページ等から概要を確認してみると上記のようになっています。発行株式数から計算すると、時価総額は6000億前後ということになります。

Joby Aviationの事業内容はeVTOLと呼ばれるものの開発・製造です。これは日本語では電動垂直離着陸機と呼ばれるようですが、よく聞く名前で言うと空飛ぶ車、空飛ぶタクシーということになります。

ジョビーアビエーションが開発している機体の特徴など
○開発している機体について、2024年から商用旅客機として運用する予定だそうで、1回の充電での可能移動距離が150マイル(約240km)で速度は最高200mph(約320km/h)といったスペックのようです。
○機体には6つのプロペラがありますが、それぞれのプロペラは冗長性があり、2つのインバーターによって電力が供給されている、さらにインバーターは4つの独立したバッテリーに接続されているため冗長性がある(一つが故障しても墜落などの危険が少ない)ように設計されています。
○機体を構成している機械パーツは極力少なくした設計がされており、これによりメンテナンスコストや材料費が抑えられ、機体価格を安価にできるようです。
○最大4人乗りで飛行時はパイロットが一人乗るようです。
○騒音レベルについて、ヘリコプターは93dBA、jobyのeVTOLは離着陸時に65dBA、運航中は40dBAです。65dBAはやや大きな声を出した時と同程度ですが、40dBAと言うと図書館など静かな室内のレベルなのでほとんど気にならないレベルです。
○電動のため運行中の排気ガスなどは発生しないため非常に地球環境に配慮された乗り物です。

ジョビーアビエーションの経営陣の経歴を見てみると、それぞれ機械工学や航空宇宙工学などを専攻していた技術者が多いようです。(当たり前ですが)
創設者であるJoeBenさんもロボット工学などが専門のようで、ロボット実験システムなどを過去に開発していたようです。

実際に空飛ぶ車としてのビジネスが始まるのが2024年のためそれまでは売上は伸びないということと思われます。また、3年後の商用化にまずは間に合うかというところが気になりますね。

ところで、このeVTOLと呼ばれる機体の市場規模について調べてみると、2025年時点で5億2400万ドル、2035年に18億9,970万ドルと予想されています。
↓出典
https://www.dreamnews.jp/press/0000210505/

また、空飛ぶ車という意味での市場規模は2035年で320億ドルと予測がされているようです。
↓出典
https://jidounten-lab.com/u_flying-car-cagr-47

これからのビジネスですが、空飛ぶ車はとても夢のある事業ですね。長期投資をする人間としては数十年先に実現するような夢銘柄にとても惹かれてしまいます。

今は上場したばかりなので非常にボラティリティーが大きいですが、将来大きな実りになることを目指して今から投資対象として考えるのは非常に面白い銘柄です。

ジョビー・アビエーションの関連ニュース

下記にはグーグルで検索をして出てくるジョビー・アビエーションに関する記事を掲載しました。

記事内では、トヨタやウーバーが出資していること、こうした出資元には5年という強烈なロックアップがかかっていることが記載されています。(株価50ドル超えでも売却可能)
ロックアップは大株主が株を売却する際の縛りですが、期間と株価でのロックがかかっているということですね。

また、記事の中では事業計画についても書かれていますが、2026年までに売上20億ドルで黒字化する想定のようです。5年で事業として成り立つとするとなんだか空飛ぶ車の世界というのが凄く身近なものに感じてきますね。

トヨタ自動車、空のモビリティの実現に向けて、Joby Aviationと電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・生産で協業 | コーポレート | グローバルニュースルーム | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
トヨタ自動車(以下、トヨタ)は、新たな空のモビリティ事業として、電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・実用化を進めるJoby Aviation(以下、Joby)と協業することに合意しました。Jobyとの協業において、トヨタは自動車の開発・生産・アフターサービスで培った強みを活かし、今後、社会的ニーズが高まると予想される...
Bloomberg - Are you a robot?
トヨタが400億円注ぐ空飛ぶタクシー「Joby」がSPAC上場、24年に始動へ
カリフォルニア州でeVTOL(電動垂直離着陸機)の開発を進める「ジョビー・アビエーション(Joby Aviation)」が、リンクトインの共同創設者のリード・ホフマンと、ソーシャルゲーム企業ジンガ創設者のマーク・ピンカスが設立したSPAC(

ジョビー・アビエーションのプレスリリース(随時更新)

eVTOLの関連企業は多くありますが、その中でのジョビー・アビエーションの強みとしていくつかのニュースを参考に下記に記載しました。

・1000回以上のテスト飛行が完了している。
→ちなみにEhang(中国)というジョビーのライバル的企業は、日本や米国など複数都市で数千回の試験飛行・デモ飛行を行なっているということで、先を行っている状況ですね。

今年7月に行った飛行では154マイル(約247km)の距離を記録した。
→東京ー名古屋間の距離くらいですね、少し届かなさそうですが。

・離着陸、運行中は非常に静か
→離着陸時の騒音は従来の航空機と比べ1/100のようで、運行中はほとんど無音の模様。電気駆動という点で騒音を抑えられているようですね。街中、特に住宅街などでの離着陸を考えると騒音問題は解決しなければならない点だと思っていたのですが、ある程度はクリアできていそうです。

・FAAのG-1認証基準で合意している(eVTOL企業で唯一)
→G-1認証基準は航空機が商業活動の認証を受けるための基準の概要を示すもののようです。

・米国空軍から耐空性ステータスを授与された最初のeVTOLである
→耐空性(airworthness)は強度、構造、性能についての基準を指しているようで、これらをクリアしているということで、安全に飛行ができるeVTOLとして認められているようです。

・FAAが発行しているPart 135 Air Carrier Certificateの証明を受けるためのプロセスを開始している
→jobyが米国周辺の都市においてエアタクシーサービスとして運用するために必要となる証明です。2024年に予定されているサービスを始めるためには不可欠なもののため、この証明を受けれないと事業が成り立たなくなってしまう。

・2020年にUberElevateを買収し、Uberとのパートナーシップを深めている。
→Uberとしては本業のためにjobyが開発しているeVTOLを利用できることに大きな利点があると考えているようですね。

・トヨタとの戦略的パートナーシップにより製造の専門知識を得られる。
→jobyはトヨタから生産方式についての技術を得ることができるため、将来的な航空機の製造タイムを抑えることができ、コストを抑え生産量を上げることができる(機体の価格を抑えられる)点は非常に大きいです。
トヨタからは空のモビリティ分野へ進出をしていくという意思が感じられます。

・離着陸サイトを確保するためのREEFとNPGとの提携を発表
→REEFは駐車場を多目的モビリティハブに変換することを焦点に当てた国内最大の駐車場オペレーター、NPGは米国全土のモビリティハブを対象に買収するためにREEFと提携している不動産買収会社のようです。
eVTOLが離着陸をするところってどこだろうって思っていたのですが、これが回答なのですね。確かに街中に溢れている駐車場、立体駐車場などを使えば離着陸の場所は困らなさそうです。尚且つ、騒音が少ないという点である程度の住宅街などでの離着陸も許容されそうですね。

・eVTOLの産業育成を目的とする米空軍のAgility Primeに参加している
→米国空軍(政府)はeVTOLの運用やパフォーマンス等のデータを得ることを目的としており、jobyは金銭的な支援や空軍が所有している研究施設や様々な設備を使用することができるというもののようです。
また、自社のeVTOLの完成度や信頼性をアピールするための機会も得られるということのようです。

・Joby、JetBlue、Signatureが電気と水素のクレジットを利用することで、航空排出量を正味ゼロにするために新しい道筋を発表
→脱炭素はこれからの大きなテーマであることは間違いありませんから、こうした環境に配慮した取り組みは今後の企業には必ず求められる要素となりますね。

色々な面白い提携があり、ジョビーアビエーションのこれからの成長が楽しみですね。
特に個人的に疑問であった離着陸ポイントはあっさり解消できそうですし、生産体制もトヨタの支援があるという点で商用化に向けてのマイルストーンがしっかりと定まっているなという印象です。

(2021/9/20 追記)
JobyとNASAによる騒音試験が行われているようです。
NASAのAdvanced Air Mobility NationalCampaignと呼ばれるキャンペーンの一環のようで、こちらのキャンペーンにて電気航空機を操縦する最初の会社がjobyのようです。
2024年の商用化に向けて着実にテストをこなしているわけですね。ジョビーのライバル企業もそれぞれ動きがあるようなので、遅れることなくどこまでいけるかが見ものです。

(2021/12/17追記)

連邦航空局(FAA)と繋がりのある有識者Rinaldiの参加
→航空(空域)の安全管理を専門としているリナルディさんという方が参加しました。
ニュースを見る限り、航空機のFAA認証の取得、スケールアップ製造の開始、2024年の旅客機の初期運航計画への基盤作りに注力するためにジョビーに加わるとのこと。
諮問委員会のメンバーとして、飛行を安全に国家空域システムに組み込むために必要な手順について、ジョビーを支援し助言していきます、と記載されています。

(2021/12/22追記)

オーストリアのリンツに拠点を置くレーダー・システム設計のリーダーであるインラス社を買収

センシングおよびナビゲーション用レーダーの開発をサポートする役割のようです。この会社もスタートアップのようで5人のエンジニアチームとあります。
どの程度の技術力があるのかはっきりしないところではありますが、自動運転分野や通常の車でも、センシングやナビゲーション機能というのは今後より重要な部分となるので、質の良い製品を作れるチームであればジョビーが飛躍する力になりますね。

ANAとJOBY提携(2022/2/14)

ANAとジョビーは、この画期的な新しい交通手段を日本で確立するために、インフラ整備、パイロット養成、運航、航空管制、国民の受け入れ、運航に必要な規制など、あらゆる面で協力していく予定。また、地上交通機関との統合も検討され、トヨタもこれを支援する。また、関連する民間企業や地方自治体、国とも共同で協議していくとのこと。

Part 135 Air Carrier Certificate前倒しで取得(2022/5/26)

パート135航空会社証明書は、ジョビー社が画期的な電動垂直離着陸機(eVTOL)をエアタクシーとして全米の都市や地域で運航するために必要なFAAの承認の一つで、型式証明書、生産証明書と並ぶ3つの証明書のうちの一つ。
当初2022年後半の取得を目指していたが前倒し。
→新興マーケットでは想定スケジュールが遅延することが多い中、予定よりも前倒しでプロジェクトが進んでいることは好印象。

eVTOL銘柄について

eVTOL銘柄としてジョビー・アビエーション(Joby Aviation)について記載をしましたが、同様にeVTOL・空飛ぶ車の銘柄はどういったものがあるかを調べてみましたが、下記のサイトにわかりやすくまとまっていましたので掲載いたします。

ところでeVTOLと呼ばれているのはジョビーの機体を含め、全て空を飛ぶことに特化されているような機体ばかりですね。イメージとしては、空を飛んで行き、駐車場などの着陸サイトに降りた後にそのまま地上走行モードとして公道を走っていけるようになれば最強なモビリティと言う感じがするのですが。
離着陸サイトから目的地が離れている場合に一度eVTOLを降りて車に乗り換えて移動だと少し手間がかかるような気がしてしまいます。せっかく街中で離着陸ができるわけですし。
地上走行も可能な機体が出てきたら凄く優位に立てる気がしますが、空+陸となるとやはり難しいのですかね。

SPAC経由上場も多数「空飛ぶクルマ」5社・最新動向
本稿は独立系ベンチャーキャピタル、STRIVEのインベストメントマネージャー古城巧氏とインターン鶴原啓氏がまとめたものを転載させていただいた。原文はこちらから、また、その他の記事はこちらから読める。Twitterアカウントは@kojotaku29。 こんにちは、STRIVEの古城です。2020年頃から、空飛ぶクルマのニ...

空飛ぶ車はここ最近上場する企業も増えてきており、少し前までは限られた企業だけが参入できる新しい業界かと思っていましたが、進捗度で言えば、飛び抜けている企業がなく横並びで商用化に向けて動き出している印象です。意外と参入障壁が低いのかもしれません。
ただ、多くの企業が空飛ぶ車の事業に取り組んでいますが、商用化の認可がおりて実際に成功を収める企業は数少ないはずです。

Ehang Holdings Limited (中国の企業、ナスダックに上場、時価総額:1,200億程度)

2019年に上場しています。一時期株価が吹き上がりました。その後、粉飾決算などが疑われ数日にして株価が急落して、現在はヨコヨコのボックス相場のようになっています。

Lilium GmbH (ドイツの企業、ナスダック上場予定、時価総額:3,500億程度)

2021/9/15にNASDAQに上場しました。ティッカーシンボルはLILMです。
上場したばかりで値動きは安定しませんが、JOBYの大きなライバル企業となりそうです。

Archer Aviation (アメリカの企業、NYSE上場予定、時価総額:4,000億程度)

2021/9/17にNYCEに上場しました。ティッカーシンボルはACHRです。
現在(2021/11/20)時点で上場時の株価から大凡半分になっております。機体の画像を見ると小型の飛行機のような形状をしているという印象です。
時価総額としては、JOBYの1/5程度です。

Volocopter GmbH (ドイツの企業)

ジョビー・アビエーションを扱う証券会社

ジョビー・アビエーションは上場したばかりということで、順次各証券会社が取り扱いを始めているところのようです。

ちなみに現在ジョビー・アビエーションを取り扱っているのは、楽天証券とマネックス証券のようです。
まだまだこれからの会社ですがこうして銘柄はやはり惹かれるものがあります。
(2021/9/20 追記)SBI証券でも取扱が始まったようです。

投資に関しては全て自己責任・自己判断でお願いいたします。


米国会社四季報2021年版秋冬号 (週刊東洋経済臨時増刊)

よければこちらも:【株式投資をこれから始める方向け】証券会社はどこを選択すれば良いか

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